①変人に出会ったとき、「あ!新しい文化だ!」とポジティブに捉える姿勢が大切なのではないか。アカルチュレーションは、二つの別々の文化が出会うと、相手の文化に影響が出るという人類学の用語。大きな文化接触のレベルだけでなく、人 […]
①他者との異化(独自性)を図れば、自己の多様(可能性)を創出できる。
①心に浮かんでしまった異質な発想(変な念)に突き動かされ、なにかを成し遂げるために決意を固めていく瞬間。どう考えてもズレているとしか思えない思念が、強い衝動をもって人を動かすダイナモに転ずる様子。 「桐島、ついに一変発起 […]
①個が立っている人。集団のラベルと関係なく、一個人として生きることができればどんなにいいか。一戸建ての家を買うのがサラリーマンの夢と言われるように、一個立ての人間として生きるのは、「一般人」と括られがちな私たち多くの人間 […]
①常識に対して違和感が一気に降ってくるような感覚を違和なだれと呼び、それをプラスに捉えられたときの感覚を違和しみずと呼ぶ。学校教育のなかで社会と自分の違いに気付き、違和感を覚え始める変人も多い。それをプラスに変えられると […]
①無意識のうちに考えが中心化してしまうこと。 「いつも固思いばかりで新しい発想が出ない。」 ②変人に対する、一方的で報われない思い。 「変人に憧れるんですけど、これは固思いでしょうか。」
①中心化した考えがもたらす、悲劇的な結末。破局。
①なかなか型を破れない、、、そんな悩みを持っているアナタも大丈夫。アナタは型を破れないのではなく、型を守っている型破レンジャーだ。ずっと型を守ることもすごく難しい。そのうち、溢れ出る思いがアナタを型破リストにしてくれるか […]
①理系の学問の多くは、一般的な特徴を抽出することに重きが置かれ、個々の特徴を深く考察することは少ない。しかし今後は理系の学問でも、一つの対象で一回きりしか見られない現象をどう研究するかが重要になってくるのではないか。この […]
①変人は、気質などの先天的要因(変ジーン)と、環境などの後天的要因(変バイロメント)の相互作用から生まれる。前者を研究する自然変人類学と、後者を研究する文化変人類学の双方があってはじめて、変人の本質に迫ることが可能になる […]
①世の中に大きな影響を与える「変人ぶり」は、某天才ギタリストのパフォーマンスのように必ずしも「派手」だとはかぎらない。転じて、変人の本質を表層的に判断してはいけないとの意。
①変人の分類方法の一。研究者や芸術家の変人は一つのことを極めていく「純粋変人」。芸能人の変人は個性をアピールする「大衆変人」。毎日を生きる中でたまに変人になる一般人は「限界変人」。
①凡庸なものは束になっても人を感動させることができないこと。 満開の桜並木でも、それぞれの桜の色が画一的な色彩をしていたら心を打つことはない。平安期には、樹木の一本一本がそれぞれの色彩を放つとき、本当の集合的な美しさが生 […]
①仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊。 密教の根本尊である変日如来の化身であると見なされている。「お多動さん」の名で親しまれる(⇔お不動さん)。 不動明王の憤怒の形相とは対照的に、柔和な表情に浮かぶアル […]
①「知る→問う→議論する→知る→・・・」のサイクル。昨今話題のPDCAサイクルのように、学問が成立するサイクルであると同時に、変人が社会と向き合うときに重要なサイクルでもある。
①変人が周囲に理解してもらうには、問いとストーリーが重要だ。大抵の意味不明な行動は、それで周囲に納得してもらえる。謎のこだわりに問いとストーリーが組み合わさったとき、周囲はクリエイティビティを感じ取る。変人云々を抜きにし […]
①(ーをたべる)木が成長を重ねることで生じる「年輪」のように、【変差値】が【変さ値】、【変幸】へと変化していくさまの例え。 「あのフロー状態は、きっとバウムクー変を食べたね!」 ②【変差値3段活用】の俗称。また【変幸】に […]
①所有する財産の多様性を表す。 「飽きっぽいから不同産が増えて困る。」 ②交友関係の多様性を財産に見立てること。 「不同産王の彼女に相談すれば誰か紹介してくれるかもよ。」
①変人活動の略。常に変人であり続けることが疲れるのであれば、一ヶ月に一回くらい変人活動をしてみてはいかがだろうか。普段の自分と少し変わったことをする、これだけでも立派な「へんかつ」だ。凡人状態があってこそ、変人状態が輝く […]
①誰もが道を外れることを恐れている。正論に寄りかかることは楽だし、常識の範囲で生きる安定感は捨てがたい。でもそんな世界から一歩出たとき、そこにはカオティックではあるが豊かな想像・創造的な世界が広がっている。こっちへおいで […]
①一定数の人類がお互いを変人と認めあったとき、特異点が訪れる。それは、変人がマジョリティになるという瞬間であり、即ち変人が変人という定義を失う瞬間でもある。そのとき、変人と凡人は同じ意味を持つ言葉になる。
①私たちが変人に対して抱く概念は、変人という言葉を使うことによって条件づけられている。このように、人間が「変人」にまつわる言葉に振り回されていると認識すること。この「変語論的転回」を頭に置きつつ、私たちは変人にまつわる言 […]
①常識にとらわれない豊かな発想を基盤とした思考力・行動力のこと。幼少期に最も高いと想定される。「変さ」の値でもあり、変は幸せであるという意味でもある。変人類学研究所では偏差値に変わる新しい価値観として打ち出している概念で […]
①変差値を発揮する方向は人それぞれであるという意。 「変差万別だから話が噛み合わないよね。」
①誰もが持っている変人の要素。子どもの頃には非常に強く発現しているが、大人になると徐々に発現が弱くなる。この発現強度は周囲の環境に影響されて変化し、表現型として外部から変人として認識される。常識的な大人と交われば変GEN […]
①変差値(→〇〇ページ)の高いエンジニア。既存の設計図を根本から見直し、新たな価値やデザインを模索しようとする冒険的野心を燃やす。⇄凡ジニア ②普段は堅気の技術仕事を真面目にこなすが、私生活ではその憂さをはらすために変活 […]
①ある文化とある文化がぶつかり合うとき、そこに変人が生まれる。これを「変証法」と呼ぶ。変人を人間のステレオタイプの一つとして捉えるのではなく、このような現象として捉える考え方が「変証法的現象学」である。変人現象学ともいう […]
①変人はなぜ変人なのか、その要素はこうだ!と切り分けて分析していく先に、どこにも分類できない変人さが残るだろう。しかしどの変人にも無い変人さも、常に概念的には存在する。そこにはどの変人でも辿り着いていない、変人未踏の世界 […]
①物理の力学になぞった「変人力」の原理。支点=変わった視点、力点=変わらない探究心、作用点=世の中を変える異ノベーションを示す。「変てこ」ながらも、この関係性から「変人力」が生まれていると考えられる。
①変人力機能不全を引き起こす「凡原体(凡人化ウィルス)」への免疫をつくり感染を防ぐことに成功した状態。
①変人に対する不寛容(イントレランス)のこと。人間は異なる文化の人間に対して、心の狭さゆえに耐えられなくなるときがある。ヘントレランスが全くない人間なんていない。自分のなかにある様々なヘントレランスに気付いて、それらを一 […]
①変人熱力学における理想状態を仮定すると、個々の変人は放っておけば集団全体の変人さの度合いは上がっていくはずなのだが、人間社会ではそこに秩序が作られる。その過程でヘントロピーは減少してゆくわけだが、ある意味これは人間の大 […]
①変GENEが生得的な変人気質であるのに対し、変バイロメントは変人環境である。変人はその相互作用のなかで生まれてくる。
①周囲を凡人だと見下し、奇行な言動にはしるさま。かりそめ変人な姿。 「彼の-な態度に人々はしらけた」 ②一方で、周囲の常識に阻まれ、本来の自分らしい振る舞いができない状況を指す場合もある。 「空気を読んでいる-な自分に嫌 […]
①「変人」とラベリングされてきた、もしくは自認してきた人々。ホモ・サピエンスとホモ・エレクトスの祖先分岐は20万〜180万年前と言われるが、ホモ・ヘンデスは常にホモ・サピエンスの中にそのDNAを混在させてきた。ホモ・サピ […]
①一つ凡庸さを増す瞬間を凡入りと呼び、その凡庸さから抜ける瞬間を凡明けと呼ぶ。大事なことは、凡庸さが単に悪いというわけではなく、日常のなかでサイクルとして訪れる大切な瞬間であるという認識である。その上ではじめて、「変人」 […]
①ルネ・デカルトは、物事を正しく判断する能力を「良識(bon sans)」と定義し、人々に最も公平に分配されているものだとした。だからこそ、我々の考えに多様性があるのはこの大小ではなく、ものを考える過程にミソがあるとデカ […]
①人間は変人として生まれ、徐々に凡庸を身に付けていく。凡庸さに陥ってしまう先に行き着く場所を凡地という概念で表す。凡地は凹んだ穴のようなものであり、一度落ちると抜け出すのは容易ではない。
①仏教において、人の苦しみの原因と考えられているもの。変幸を目指すにあたり妨げとなる108の凡悩があると言われる。人々は年末になると、寺院に集まりその年の凡悩を忘れるため108回鐘をつく。 「お前の頭は凡悩で満ちている」 […]
①人々が凡庸さを身に付け、またその凡庸さを失うとき、周囲の変人はどう声をかけるべきか。「凡庸になったな」「おまえ、変わったな」そんなことを言う必要はない。ただ優しく、「凡ボヤージュ」と送り出し、また優しく「凡ジュール」と […]
①「問題児」を排斥・抑圧するのではなく、適切に「問題視」してみよう。学校では問いへの解法だけしか教えてくれず、「どう問題を作るか」は教えてくれない。それでは「社会に問題を投げかけることのできる人物」は育ちにくい。社会通念 […]