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変言辞財

千凡桜
せんぼんざくら

①凡庸なものは束になっても人を感動させることができないこと。
満開の桜並木でも、それぞれの桜の色が画一的な色彩をしていたら心を打つことはない。平安期には、樹木の一本一本がそれぞれの色彩を放つとき、本当の集合的な美しさが生まれると説かれた(変昔物語集・第18変)