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《創造性》を めぐるトレーニング

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変人類学講座

【第2回】変人類学講座(1期生)
《創造性》を めぐるトレーニング

第一部:変人列伝

・Sさん 〈谷川俊太郎〉
簡単な言葉のならびで凄い世界観をつくる
もやもやと感じていたことをスッキリとさせてくれる
言葉を言葉以上のものにしていく天才
父親が哲学者(法政大学総長)、家は本だらけ
青年期:軽井沢に住んでいた、「コスモ(と一体になる感覚)を感じた」
→自分もものすごい田舎育ち、中学生のとき自分が空気と一体となる感覚をもった
 『変わらない』自然と一体となる価値観
 『変わった』常に真理を追求していくような感性、「飽きちゃうんですよね、自分に」
 『変えたい』今この瞬間を感じたい、自然は変わっていることが必然
谷川俊太郎の夜のミッキー・マウス

・Fさん 〈伊藤拓次郎〉
知り合いの中でいちばん変人、JICA国際開発コンサルタント
ソフト系のコンサル、教育、ガバナンス等、トップコンサル
6男5女の末っ子(3人目の母)5歳でパラグアイ移住、中高アルゼンチン、自給自足
パラグアイ国立大卒、日本の大学院
 『変えたい』パッションが強い、世界を良くしたい、当事者意識が強い
 『変わらない』日本人ながら日本人にない視点、楽観的
 『変わった』様々な分野を結びつける、チーム作りがうまい

・Kさん 〈黒崎輝男〉
流石創造集団、IDEE創業者、骨董通りの名付け親、アート思考の持ち主
Farmers Market先駆者、カルチャースクールのはしり自由大学、廃校利用(IID世田谷ものづくり大学)
246common、みどり荘、あたらしい働き方、様々なものの先駆者、フォロワーが多い
黒崎さんぽさがプロジェクトに出ている
 『変わった』世界中とびまわって文化を吸収、視野が広い 独自の切り口
 『変わらない』「ダサい」のはいやだ
 『変えたい』強いわけではないが、結果的に周りが変わり、オリジナルになる
本人は素で変だが、アウトプットしたものが変なわけではない 
変人×field 「変人ファーム」、変人を引き寄せる

・Sさん 〈S良T志〉
Sさんの父:享年77歳、8人兄弟、貧乏、定期を色鉛筆で偽造して学校に通う 
頭がいい、中学校主席、育英資金で高校主席、国鉄主席で入社、美男子、花鳥風月の「鳥」
 『変わった』夜中に起きた時間のメモ、飴の量と時間もメモ、毎日4:55に帰宅「水戸黄門」
 『変わらない』ダメと言ったらダメ、形あるものは壊れる、お酒がないと世間話ができない
 『変えたい』妻が癌になる 毎朝7時に病院が開くと同時にお見舞いに
妻が死ぬ→鬱になる、形容詞を言うようになった 感情を学習した
娘を変えた、心理カウンセラーと英語の先生になった
天国の妻に年賀状を書いて「そろそろそちらに行きます」
→筋肉が溶ける病気「お父さんは死ぬ事にした」→段取り・引き継ぎをして死んだ


第二部:ポエトリーリーディング 講師:さいとういんこさん
art education square クリエイティブライティングを教えるプロジェクト
おかあさんといっしょの作詞なども手がける、子どもの歌

・想像ゲーム
質問に対して想像してすぐ答える
Q1.「バナナがすごく苦しんでる、なぜ?」
Q2.「野蛮なモンシロチョウはなぜ野蛮になった?どう野蛮?」
Q3.「岩が失恋したらしい、どんな状況?」

・ワーク
紙を切って窓をつくり、書いてきた詩を覗き直す 自分の視点から離れる
詩は5W1Hがなくていい、めちゃくちゃでいい
階段を三段跳びする感じでいい、飛躍してほしい
新聞を覗き、ワードやフレーズを10個取り出す
取り出したワードを切り分けて並べ替え、詩をつくる

次回 2月9日(日)14:00 駒場東大前駅 集合
文責:神谷日向子