1/30(火)の定例ミーティングでは、研究調査3つの軸のうちの2つ、ライフヒストリー研究についてと、フィールド研究について話し合いました。
◆ライフヒストリー研究
これまで研究員がインタビューしてきたものを土台とし、どのような分析を誰がどこまでやるか、具体的になりました。
仮説である3原則【変えたい、変わった、変わらない(変えない)→変える】に、インタビューを通して見出せた言葉をそれぞれ当てはめていく。(例えば、その人はどんなこと変えたいと思っていたのか、どんなことが変わっていると認識していたのか)また、その領域(例えば、変えたい⇄変わった間)にはどんな事象があるのかを探っていく。そしてその3つの要素から生み出されたものが、世の中にどう変化を与えたのか、世の中にどう変化があったのかまでみていく。これが研究員の分析内容になりました。
調査方法も話し合いの中で探り探りではありますが、それぞれの領域が違うことで面白い調査方法もぽろっと出てきます。言語分析なんかもやっていきたいね、という話もありました。
とにかく、蓄積することによって分析方法が見えてくるだろうということで、ライフヒストリー研究は学生を中心にどんどんペースアップして進めていく予定です。
インタビュー報告は、【変タビュー】に掲載していきますので、宜しくお願いします!
◆フィールド研究
変人類学研究所のフィールド研究は新潟県佐渡ヶ島、福島県猪苗代で行なっていく予定です。今回は、佐渡ヶ島についての情報を共有し、今後の方向性について話し合っていきました。佐渡は島ということもあり、昔から様々な人が流れ着き、辿り着き、そうしたミクスチャーな状態の中で文化的なものが色濃く残り、同時に新たなものが生み出される地域でもあります。そうした地域性をひっくるめ、変人類学研究所としては新たなものが生まれてしまう要因を探りつつ、プログラムづくりの一環として実践を行なっていく方向で進んでいこうという話になりました。
次回以降の定例会は、2月15日(木)・3月1日(木)それぞれ19:00〜シャトーです。
文責:齋藤 真智子