①一つ凡庸さを増す瞬間を凡入りと呼び、その凡庸さから抜ける瞬間を凡明けと呼ぶ。大事なことは、凡庸さが単に悪いというわけではなく、日常のなかでサイクルとして訪れる大切な瞬間であるという認識である。その上ではじめて、「変人」である時期が際立ってくる。