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食べていける変人類

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変人類学講座

【第3回】変人類学講座(0期生)
食べていける変人類


【第3回】変人類学講座/食べていける変人類
担当講師:駒谷誠(こまやまこと)

1. 担当講師について
・株式会社イニシャル 代表取締役
・渋谷ビジネス教室 代表
・不動産屋の三男坊として生まれる
→放っておかれて育った
・学生時代ずっとラグビー(嫌々やっていた…けどこれが大切)

(1). 「変人のまま、食べていける人」と「変人のままで、食べていけない人」
・なぜこの2つに分かれる?

(2). 変人が感じる厳しい現実
・凡人の上司に従わないといけない…とか、食べていくために嫌々やってる…とか
→「ロイヤルストレートフラッシュ」で当てはまる?
→でも、実際に変人のままうまく生きているヤツもいるぞ?

(3). 変人が生まれ発達する時間的な流れ
・幼年期:好奇心を潰されない自由な環境
→偶然もあるし、鏡の法則もある
→親を含めたパトロン的存在の必要性
・加速期:徹底的な研究、実験、実行ができる環境と時間
→「とにかく、やりたいことをやってみる」
→人がたどり着いていない独自の世界が見えてくる
→表現力の向上
cf.)営業ビジネスではそこで培われる「ワクワク表現」や「ロマンチック表現」 という独自の表現が重要
・開花期:自分の興味を広げていきたい!広げなければ!と動き出す
→純粋な承認欲求、使命感、収入のため…
➡︎この3つが必要

(4). 変人俯瞰図について
・まずは、好奇心だけで突き抜ける
→そこで「社会性」を育むと…食べていける!
・最初から「社会性」のある人
→それだけだと…食べていけない!
➡︎バランスをよくする必要性
・「凡人とはゴールが違う」
→「勝て!」とは言わない、「美しいサッカーをやれ」というように…

(5). ビジネス組織における変人マトリクス
・創造性と社会性の評価軸

(6). 食べていける「変人」になるための評価変遷
・内向的視野
第一象限→自己の絶対評価
第二象限→他者の絶対評価
・外交的視野・社会的視野
第三象限→他者の相対評価
第四象限→自己の相対評価
→「お前の正論は、お前自身の正論だ。相手の正論を考えろ」
という言葉で乗り越えた〈28歳の壁〉

2. どうすれば変人のまま食べていけるか?
・「パトロンは自分で生み出す!」
→パトロン:自分の変人性を評価してくれ自由を与えてくれる環境
→支援者(人、会社・団体、お客様)に価値を感じてもらえばいい

(1). 変人を育む会社組織
・「戦略がない組織は変人を潰す」
・組織の変革のために、一定比率の「変人」は必要
→しかし、多くの経営者なんて分かってない…校長先生も…
→知らないから無邪気に「排除の理論」がまかり通る

(2). 変人を育む組織
(事例)日本一の似顔絵会社
・基本収入の確保
・社会の基礎力を徹底的に鍛える
→幼児性を叩き出し、プロ意識・仲間意識を身につける
・プライドが持てる仕事像を共有
→似顔絵で世界を幸せにする
・「創造」を理想に掲げる社内文化を築く
➡︎一貫性のある会社づくり、世界から称賛されるクリエイティブチームを実現

(3). 社長は変人のままでいい
・事業・商品・理念を生み出す社長、それを実現する組織を作るNo.2
→社長は幼児性が高くていい
→No.2、管理職は「大人として」組織をまとめる

3. コメント
(小西)校長先生にも当てはまる?
(駒谷)いや、ビジネスだけかな…
(正木)経営者という経験がないけど、【28歳の壁】を乗り越えた。それまでは「俺って すげえ」っていうのを恥じもなくやってた。その壁を乗り越える時の実感はとてもあった。
(後藤)学生の部活の組織は非常に幼児性高くない?
(駒谷)子どもを「大人」にしちゃうのはどうなんだろう。でも、キャプテンとか副キャプ テンには「大人」を教える必要はある。
(後藤)幼児性が高いわrには、みんな面白くない。「こうしたい」とか多いけど実行しな いし…
(駒谷)「お前だけの正論」の世界だね。組織論を教えてあげたらいいんじゃない?リーダ ーシップとフォロワーシップ。
(加藤)前の会社で2番目だった。社長尖ってて、一緒にやってたけどぶつかり合うように なっちゃった。僕は大人の役割やってた。でも、【28歳の壁】なんだけど、なんか内向的 視野に「忘れ物」をしている感じがする。
(駒谷)戻っちゃった(笑)それは拾ってほしいね。

4. グループワーク
・「社会をもっと創造的にしたい」
→そのためには?企画会議をしてみよう!

「創造性の高いチームを作ってください」
今からグループで企画会議をしてもらいます。
ぜひそれぞれが刺激し合い、創造性の高いチームを作ってください。

議論の後、輝くアイデアを発表してもらいます。
他のチームの発表を聞きながら、さらにアイデアを膨らませてください。

(1). A班(T/M/Y)
【農業キッザニア】
・「ワクワクする表現」から影響されて…
→砂遊びに戻る(手を使う要素)…農業+料理にプラスして管理会社を作る
→管理会社によって農地管理
→遊び要素+クリエイティビティ!

(2). B班(S/T/N)
【変人テーマパーク】
→公立小学校の先生たちの変差値を引き戻そう!
・食べていける変人に会える
・先生が幼児性を爆発させるようなコンテンツ
ex.)新素材の用途を発明する
→運営しつつビジネスを回す
・時間的制約があるため「出張」という名目で!

(3). C班(I/O/M)
【変人バンク】
→履歴書に書かないようなものを作ろう!
ex.)サバゲーなら任せてください!とか
→変人に仕事が見つかる
→事務系に変人を投入するなど…
→変人を流通させよう!

(4). D班(G/K/N)
【癒しの貯金箱】
・日常に癒しが欲しい
→深掘りすると…自分の内面に目を向ける経験は重要だということに気づく
・後日みんなで共有してみよう
・「日常のふとしたところに入り込みたい!」

➡︎何かを創造するとき、「思ったことをどんどん口に出すこと」と「ワクワクするこ と」が重要
➡︎前提はメンバーの「仲の良さ」

5. コメント(正木副所長より)
・夢がどんどん膨らんだ。やっぱ俺って「変」だなぁ☺

6. 次回について(小西所長より)
• ポエトリースラムの実践をします!
・講師はポエトリースラムジャパン代表である村田活彦さんと全国大会ファイナリスト2人(1人は高校生)
→方法論は自由で単に3分以内に何かを話す
→言葉と言葉が紡ぎ出す偶発性の面白さ
→お笑い系、演劇系、感情的に泣きながらでも良い

宿題:変人メモ(受講してからの心の変化とか、ごちゃごちゃになっている感情とか…)を基にポエトリースラム(3分以内)の準備をしてください。

文責:大川莉果