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「工藤崇さん」
〜考えること①インタビュアー:松下光

今日のインタビューは工藤崇さんです!
私の中のフットワークの軽い大人ランキング
TOP5に入る方!

そしてロールキャベツ男子ランキングでいうと、
確実にTOP3に入る方!

外側は多面的に物事を考え、冷静な雰囲気なのに、
お話すればするほど、
内には煮えたぎるような志を感じます。

教員時代には、学級通信をなんと【毎日】!
出していたとのことです。
365日×3年間、日々、中学生の変化は激しく、
毎日毎日を大事に過ごしてほしいからなのだそうです。

(なんと、朝の学活、昼の給食、授業、帰りの学活と
1日4回出したこともあるそうです。)

その想いや行動力はどこから生まれるのか?
きっかけはなにか?

工藤さんにインタビューしてきました(^^)!!

※この日、すでに会うのは5回目くらい。
現在も一緒にイベント企画中…

活動的な学生生活


大学時代。中国の奥地で植林をしている様子。

大学時代について教えてください

1浪して、
東京農業大学国際農業開発学科国際食料情報学部というところに入学しました。

名前はすごい嫌いなんだよね、長いから。笑
昔は農学部〇〇学科だったのに。
その方がわかりやすいのにねえ?

農業を通して国際協力する学科です。

入学してすぐに
アジア・アフリカ研究会という怪しい?サークルに入り、
全国の農業実習地を回って農業を学んだり、
長期休みを1、2ヶ月使って、
国際協力の現場へ行きました。

上級生になると
JICAやNGOの方に協力していただきながら
オリジナルスタディーツアーも計画しましたね。

大学1年の時に、一ヶ月半くらい中国に留学して、
台湾1周もしたなあ。

大学3年の夏にも中国に行って、
NGOとかNPOとかと繋がりを持ったり、

サークルで1ヶ月くらい、
岩手の山奥で酪農の搾乳の作業とかをしていて、
「よく牛乳を出すんだぞー」とかって、やっていましたね。笑
朝4時から。

面白いサークルですね!笑
そして、入学当初からものすごい動き回っていたんですね!

やー!
めちゃくちゃ動き回ってました。

他にもやっていたことってありますか?

国際協力のほかに開発協力とかにも興味があって。
あと、国際理解協力とか、環境教育とか…。

そういう界隈のイベントに出はじめたのが
大学3年生の時でしたね。

大学4年生の時は、ある任意団体で活動していました。
10数名の大学生と、子ども達も参加して、
井戸を掘ったりとか、小屋を作ったりとか、
薪を割ったりとか…

そこで生活をしよう!みたいな
キャンプしたりの1年間だったね。

行動を引き起こした2つのきっかけ

入学してすぐに、たくさん活動されていた
理由とかきっかけってありますか?

2つあるんですけど、

1つは高校時代の家庭環境が
あんまり良くなかったことですね。

家庭内別居だったんです。
それから社会人になるまでずっとその状態でした。

両親の仲のとりもちをしていたんですよね。
高校2年生の途中からずっと続いていた。

すさんだ生活を高2〜高3までしてて。
うまくいかないことが重なって…。

「もうやめた!受験勉強やめた!」ってなりましたね。

どんな風に
その不安定な時を過ごされたんですか?

“人生とはなんぞや?”と
壮大な疑問を掲げました。笑

1ヵ月ぐらいかな。

学校休んで、部屋に閉じこもって
ひたすら本を読む時期があったんですよ。
高校3年の12月くらい。

そこで『青春漂流』と言う本に出会って、
20代30代を模索する男たちのストーリーなんですけど。
それ読んでから、
とりあえず熱く生きようと思って。
この人生。

でも、なにしたらいいかはわからなかったから、
とりあえず浪人して、
めちゃくちゃ勉強しよう!!
と心に決めたっていうのが1つ目かな。

高校生の時から自分のことを見つめていたんですね
すごい…
2つ目を聞かせてください!

2つ目は、予備校で再開した中学の時の友達と
毎日熱い話をしてました!

そいつがその時国連職員になりたい!って言っていて。

あーなんか、
「世界出るよ!」みたいなことを交わしていましたね。

めちゃ熱い!笑
その2つが大学に入ってからガシガシ動いた原動力だったんですね!

そうですねー。

第3希望の大学だったので、
学力的にはなめて入りました。
どうせ、たいしたことないだろうって。

でもその考えをすごい覆されて。
学科には面白いやつだらけだったんです!

例えば、
高校生ですでに発展途上国や国際協力の現場に行っていたりとか、
沖縄の戦争に関することにやたら詳しい奴がいたりとか、
あと農業機械にやたら詳しいやつとか。

みんな世界のことがよくわかっていたし、
専門性もありました。

へー!すごい!みんなバラバラ。笑

そうなんですよ。笑

あーなんかこれ
偏差値っていう軸じゃないなあー!
っていうことに早めに気付けたのがよかったです。

刺激的な仲間たち

教員を目指したのはいつからですか??

大学2年生です。

きっかけはなんですか?

1番直接のきっかけは、やっぱり学科にいた連中が
とても個性的な人たちが多かったんです。

その人たちの存在は
自分が知っているキャパを超えていて。

その人たちが発する言葉が
当時の自分には重みがありました。

私は画一的なものとしてレールに乗って
進学校に行って、いい大学に入ったから。

個性とはこんなにも違うのかとか、
環境によってこんなにも変わるのかとか。

その時に教育って面白いなー!!と思いました。

そこから実際になるまでは
一直線!て感じでした??

いや、最後まで悩んでました!

国際協力にも興味があったし、
教員じゃなくても、
もっと面白く教育に関われるんじゃないかって。

なので、
3年生くらいからそういう界隈のイベントに
よく出るようになりました。

「いろんな教育の在り方」みたいなのを
とにかく巡ろうと思っていましたね。

最終的な決め手は何でしたか?

いろんな事をやっていく中で、
自分の興味の中心が
こういう感じだなー!
っていうのが徐々にわかってきました。

その中で、子どもと毎日関われる教員って
でかいなあーと思って。

学校教育が、教育の中で1番の中心だと思いましたね。

熱血!教員生活

毎日学級通信をだしていたって本当ですか?

うん、出していたよ!1日1回。

毎日、学級通信で何を伝えようかなとか、
どんなことにみんな気づいてくれるかなとか。

子供たちの感想や日常を、
子供たちの会話ベースで実況中継するとか…

いろんな企画を学級通信の中でしていました。

先生が大好きなことがビシビシ伝わります!

大好きだねぇ。部活とかなければ…
や、嫌ではないけど、土日にあるから。
総合すると、いやです。笑

ちょっとやだ。(にやにや)

何が好きなんですか?どこが好きなんですか?

まず、教科を教えるのが大好き。
実験道具作るのも大好きだし、
50分のプログラムを考えるのも大好き。

夜、22:00位によっしゃ!できた!ってなってる自分も好き。

その次の日、思い通りにスッゲーっていってくれてら、
心のなかで超ガッツポーズします。

やればやるほど授業って楽しくなるから。

授業が好きなんですね

授業大好き。担任はもっと大好き。
行事は絶対優勝していましたよ。

何かエピソードはありますか??

こどもたちの今日学んだことが
 ”世の中でどんなふうに広がっているか」とか、
それが理科3年分すべてどこかにつながっているよ!
というのを伝えていました。

例えば反射とか言っても、
角度とか調べたり作図しなきゃいけなかったり、
めんどくさいことがあるんですよね。

これつまんないなーと思ったやつは、
オリジナルの問題を作ってだしていました(^^)

後は、企業に勤めている友達とかに
インタビューしたりして授業に活かしていましたよ。

退職の想い


卒業式に生徒からもらった宝物

やめたきっかけって何ですか?

えっと、まず、さっきも言ったけど
教員超大好きなんですよ。

絶対に現場にいたかった。

だけど、中堅教員にあるあるだけど、
頑張れば頑張るほど、次の翌年に校務分掌とか、
教育委員会からの仕事が増えたりとか、
行事も任されたり。

パンクしていくわけなんですよね。

例えば、学級通信とか授業研究とか、
部活のメニューを立てたりとか、
子供たちに直になっている仕事だったら、
遅くなっても超充実感あるし、幸せ。

ブラックと言われても、全然オッケーなんです!

なるほど

教育委員会に行ったり、管理職になる道があって。
ぼくは、ノーと言い続けて現場に残ったけど、
「お前その年だろう」と言われて、
研究の仕事とかをやらなきゃいけなくなって。

現場で担任として、みんなで卒業式で涙を流す、
みたいな事は終わっちゃったんだ、と思ってやめました。

やめることを決めてからはどうされたんですか??

もう、その日から、思考が停止してしまって。
なんかその時人が変わったようになって、
これは人生考え直そうと思って。

1ヶ月、2ヶ月ぐらい将来の構想を、
家に帰る前にしたりしてました。

転職もすごい探したし。

でも、転職でも同じことが起こるかもしれない
という恐怖心があって
え、起業?ってなっちゃいました。笑

今はどんなお仕事をされているんですか??

コーチ・コンサル。
大学生もやっているし、最近は社会人の方が多いかなぁ。

キャリアコンサルとかの国家資格をとっていて、
そこから広げたいなと思っています。

後は、起業家教育あんとれすくーる。
さいたま市の事業としてあるので、
それの企画運営をやっています。

あと学校の先生向けアセスメントツール開発とか、
大学生向けのイベントとかをやっていて。

後は、イクメンです(^^)笑

これからやりたいことを教えてください

当時の教え子たちに、アプローチしていきたいです。
アクティブになって欲しいと思っているんです。

教え子たちと久しぶりに会うときに、
安パイな将来を選んでいるのがすごく寂しいです。

それはやっぱり、教育に問題があるのかなって。

大学の入試改革とかはじまるけど、
それぐらいの年代の人たちに
アプローチしていきたいと思っています。

おわりに

先生になる上で、大事だなと思うことってありますか?

いやー、やっぱり気概とかかなぁ。

レンガ積みの3人の職人のお話知ってます?

あなたは、何を積んでいるの?と聞かれたときに、

「壁を作っているんです」
じゃなくて

「その先の教会を作っているんじゃないです」
じゃなくて

「憩いの場を作っているんです」
と言って欲しいなあと。

今は学校を離れたから、
客観的に教育を見ている立場であって。

でも、どうしても生徒は気になるし、
生徒のために何をやろうかなとも思う。
生徒にむかつくこともあるし。笑

そんなハートフルの中で教員をやると楽しいと思う。

でもそこだけで終わると、その先に、
子供たちの未来がある。
その未来につながるような想いでやっているのかどうかで
違うのかなって思う。

偉そうだけど。
うん。そういう気持ちでやろう、俺も。

今、自分で自分を励ましていたわ。笑

うんうん。
私もしっかりと目的を定めていきたいです(^^)
ありがとうございました!!

こちらこそ、ありがとう!

社会人になった教え子と最近飲んだ時