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「佐々木佳奈さん」
〜考えること⑦インタビュアー:松下光

今日は
いじめ、不登校を経験した元先生
そして現在はママ!という
経歴をお持ちの方の記事になります!

インタビューの時にも
娘さんのめいちゃんと一緒に来てくださいました(^^)

女性としての生き方にも
触れることができると思います。

ささきさんが大切にしているものとは?
インタビュースタートです!

教員になるまで

いつから先生になろうと思っていたんですか??

大学卒業後、就職して働いていた時です。

実は大学は教育系ではなくて、医療・福祉系の大学の
体育学科だったんです。

教員免許は資格の一つとして取っておいたって感じで、
もともとは、ずっとやっていたハンドボールの
国体選手になろうと思っていました。

そうだったんですね!

そしたら大学卒業後はどうされたんですか?

ハンドボールで救われた人間の一人だったから、
ハンドボールに関わった仕事をしたいと思って
就職先を探していました。

学校の先生がスポーツドクターで、
教育庁の方と親しく、そのつながりで、
教育庁の生涯スポーツ部門の
嘱託職員として働いていました。

そこからどんなきっかけで先生になったんですか?

その職場に、
高校の先生とか中学の体育の先生も勤務していて
身近に先生が多かったんです。

元々美術やデザインが好きだったので、
職場のホームページを作ったり
スポーツ啓発のチラシを作ったりするのも好きだったけど
子どもたちと過ごす時間もいいなと思って。

思い立った1月ころに
部活の恩師のいる教育委員会に登録を出したんです。

そしたらもう募集ほぼ終わってるぞって言われて。笑

でもそのあと、すごい探していました!!
って学校から奇跡的に連絡が来ました。

そこからわたしの教員生活がスタートしました。

教員生活

どうして先生をやってみたいと思ったんですか?

中学時代の自分が
みんなと一緒に普通に学校に通って
楽しい時間を過ごしたかった
っていう想いがあって。

実は私、1年くらい中学校行ってないんですよ。

中学校1年生の時にいじめにあって
行けなくなっちゃったんです。

理由は些細なことだったけど、
当時はとても孤独でした。

だから、逆に不登校だったり、
少し友達とうまくいかなかったり・・・

そういう子たちの気持ちがわかって
あげられるのかもなと思って。

私のまわりには、順調に先生になっている方が多くて
いじめ・不登校を経験している先生って
割と珍しいんだなと思いました。

むしろ堂々と、
いじめられて、学校行ってなかったんで~す!
みたいに言う大人はいないかな笑

そこは、
自分の強みだなと思います。

教員の魅力は何ですか?


兵庫県川西市の中学3年生とふれあい

子どもとじっくり向き合えることがすごい楽しかった。

勤めていた中学校が、
港町の気性の激しいご家庭が多い地区で
少し悪いことにあこがれちゃった子もいて、
(警察にお迎えに行ったことも)

どうせ高校行っても
すぐこどもつくっちゃうんだから進学しなくていい
って親御さんが言われているご家庭も、実際ありました。

でも一人一人話すと、すごく可愛いかったんですよ(^^)

選択体育なのに、
体育はしないけどおしゃべりをしに来てた女の子がいて
『おばさん』ってよく言われていたけど、
卒業してたまたま会った時に
『先生じゃん!』って言ってくれたりとか。

なんかそういう成長や変化を
折にふれて感じることができることが魅力かな。

先生がこうなったらいいなと思うことはありますか?


いろんな奇跡が重なったいのちの確率のお話し 東京都の高校にて

んー
仕事が多くてこころも体もしんどいな
って思っている人が多いと感じました。

普通の会社でも一緒かもしれないけれど、
人を育てる仕事だからこそ、
先生自身がこころも体も、
健康じゃないとダメなんだと思うんだよね。

人を育てる仕事って、物を作る仕事とは、
またちょっと違うなと思う。

自分の気持ちがフラットじゃないと、
人と接する時出ると思う。

あとは、学校全体や学年団とか、
チームとして同じ方向を向いていたら
きっといい方向に進むんじゃないかな
って思う時もあったかな

みんなの方向がバラバラで不満を抱えていると
矢印が誰かに向いてしまうってこともあるからね。

現在のお仕事について


転勤族ママ 結婚して5年で神奈川〜姫路〜東京を渡り歩く

赤ちゃん先生ってどんな人たちのことですか??

この子が先生になるんですよ(^^)

小学校~大学までの教育機関や、
高齢者施設などに行っています。

どんなことをしているんですか?


東京都の高齢者施設でご利用者さまとふれあい

年代によってテーマは違うんですけど、
小学校では、
お母さんがどんな気持ちで赤ちゃんを生んだか
っていうお話をしたり、

お母さんたちが24時間、
寝る間を削って赤ちゃんのお世話をしたよ
ていう話をするのね。

それを聞くと、子どもたちが
自分もそんな風に親御さんたちに育てられたのかな?って
自分ごとに思ってくれるんだよね。

あとは、抱っこの体験をしてもらったりしているよ。
赤ちゃんのあたたかさや、
柔らかさからいのちを感じてもらう。

どんなところが魅力ですか?


神奈川県横浜市の小学生とふれあい

そういう活動をとおして
命の大切さとか、
自分よりも少しゆっくりなお友達に対しての関わり方に
変化がでるんです(^^)

担任の先生から嬉しい報告を頂くこともあって。

私は死ななかったけど、
中学生の時に死にたいと思ったこともあって。
でもこの子が生まれたときに、
本当に生きていてよかったなって思ったんだよね。

そんなふうに赤ちゃんが勝手に
『いのち』を教えてくれるから、
赤ちゃん先生って名前なんです。


母校でもある岡山県倉敷市の中学生とふれあい

また先生になりたいと思いますか?

そうだね。
特別支援学校には戻ってもいいなあと思う。

いつか娘が部活とか
自分のやりたいことを見つけて自立したときに

この子が大きくなる時にはレジ打ちの仕事とか
今、人間がやっている仕事がなくなる時代になる。

でも、教育は本当に人しかできないと思うから
だからこそ、
先生方が働きやすい環境に変わったらいいなと思ってます。

これから大切なことって何だとおもいますか?

いろんな人が違いを認められることができたら
多分幸せになれるんじゃないかな。

そういう教育が、ちっちゃいときからできる環境に
もっと日本を変えていかないといけないなと思ってる。
人との違いを認めれば、
いじめも、自殺も起きないと思うから。

さいごに


仲間のママと赤ちゃんと笑顔を届ける

現在の活動についての想いを教えてください。

今は学校の中から伝えることはできないけど、
外から伝えられることがあるんじゃないかな
と思って活動しています。

近くにいる先生だから、ちょっと素直になれないけど…
知らない大人が言うから耳に入るということもあるじゃん?

っていう、今はそういう立ち位置がいいかなと思ってる。

もちろん
がっつり子どもたちと関わる良さも
わかっているんだけどね(^^)

両方のアプローチを経験している佐々木さんだからこそ
伝えられることの大きさと深さに感動しました

ありがとうございました。


私が今の仕事に就いたのは、娘と一緒に人と出会い、成長できるから