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〜考えること②

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「山下修平さん」
〜考えること②インタビュアー:松下光

3人目の今日のインタビューは、
山下修平さん

ものすごい熱い!熱かった。もはや暑かった。
「先生も人間なんだ」というのを、
ものすごく感じたインタビューでした。

学級崩壊を経験した山下さん。
その時のリアルな心情や、
今現在の想いへの変化に迫りました!

4つのお仕事


世界から見る「育ちの場」講演会

現在されていることを教えてください

大きく4つあって、
1つは「旅の寄り添いサービス」というのをやってる。

子供が好きなところで好きなことをやるのに
ただ寄り添ってそれを見守るっていうサービス。

こどもが行きたい所に行って、
僕がいて何かやればそれだけで教育でいいじゃん?
っていうそういう発想だよ。

2つ目は超初心者向け音楽レッスン。
僕はいろんな楽器ができるんだけど…。

ピアノ、ウクレレ、トランペット、三線ができて、
作詞作曲できて、あ、リコーダーもできる。

そしてポイントは
どれも下手。笑

世の中に私音楽できないのって人多いじゃん?

音楽は誰にでもできるよー。
心臓の鼓動がリズムだし、
リズム感なかったら歩けないんだし。

最近はウクレレがウケがいいよ(^^)

3つめは、教育事業をスタートコンサルティング。

教育魂発掘セミナー

教育がやりたいという人の教育観を探って
ブラッシュアップするコーチング的な感じ。

その人の教育観をクリアにしたり、
経済的な面やスタッフとして数年間一緒にやる
っていうのを含めた立ち上げサポート
っていう位置付けで僕はやってる。

4つ目はボディワーク関係。

マッサージとか整体とかヨガとか
体にアプローチするのをボディワークっていうのね。
ハンドセラピストやアクセスバーズっていう
ボディワークの資格をとって、
それのセッションも細々とやってる。

それぞれが絡み合って
何かひとつになっていくのかなっていう想いがあるよ。

1年目


クリスマスコンサート「ヘビがいる教室」

教員生活1年目はどんなスタートでしたか?

最初の学校は山の中の学校だった。

エピソードとして面白いのは
1年目の時に蛇を飼ってた(^^)!笑

クラスである日学校に蛇が出て、とにかく捕獲した。
で、せっかく捕まえたから
子供達に見せて驚かせてから逃がそうと思ったのね。

次の日、じゃん!ってやったら
まさかの「可愛いー!!」ていう反応だったの。笑

飼いたい!飼いたい!という感じで。

ちょうど豚がいる教室っていうのがやってた時期で
蛇でやるのも面白いなと思って。笑

それで校長先生にみんなで頼みに行こう!ってなって
一年間蛇を飼ったよ。

すごい教員生活のスタートですね

そうだねー。
けっこう好きにやらせてくれたよ!

小規模校と大規模校の違いに衝撃を受ける

移動した先の学校はどうでした??

ギャップだよねー!笑
1校目と打って変わって大規模の学校だったんだけど、

始業式のあいさつの時に首を動かさないと
こども達を見渡せないことにびっくりしたよ。

初任では2学級だったけど、
好きにやらせてくれたから、
他クラスと合わせるのが大変だったね。

どうしてやめるに至ったのですか?

ずっと心の奥で感じていた学校教育への疑問とか、
自分がうまくいかない苦しさとかが積み重なっていた。

それを乗り越えようとずっと頑張ってきたけど、
いよいよ限界に達してきた。

そんな時に1月に宮澤さんという方に出逢って
サドベリーの話を聞いて、
「世界一素敵な学校」っていう本を呼読んだのね。

その時にガラガラガラ!!っと崩れたね。

こうしたいとか、
子供との関わりがこうであったらいいなあって
ずーっと心の奥で思っていたことが
全っ部書いてあって。笑

気づかぬ間に積み重なってしまっていたんですね

そうだね。

ずっと、
自分の考え方はきっと教育者向けじゃないと思って
自分の中で作り上げた「教師らしさ」に
合わせる努力をしてきたんだよね。

だけどサドベリー読んだ時に、
ちょっと待ってー!!!!
と。

もしかしたら場所が変われば、
自分の感性のままでいいのかもしれない
って思ったんだよね。

苦労がいっぱいあったし、
失敗も数知れずあるし、
でも、楽しいこともいっぱいあった。

けど、

こんなに自己否定をしてがむしゃらに頑張るよりは
きっと場所を変えた方が良さそうだ
ということに気づいて。

それからすぐに、
バタバタと退職をした。

そんな感じですね。

ジェットコースターのような教員生活

何か他にもエピソードはありますか??

おそらくね1年目は蛇を飼ったりして楽しくやって、
もし2年目以降も自分なりのやり方でうまくできてたら、
俺のやり方でいくよー!って突き進んだのかもしれない。

でも、
2年目に学級崩壊したんだよね。
見事な。

授業中なのにほうき持っていって
野球とかスライディングとかやってる状態で。

本当に統制取れなくて。
こらだめだと思って。

その時にくじかれたの。

俺流じゃだめだと。

で、そこからまた必死に学ぶわけ。

でもどこに学べばいいんだって思って
ずっとモデル探しをしてた。
そこから自分じゃだめだ。
だから誰かみたいにならなきゃ。
っていうエネルギーでずっとやってた。

そっから毎年ね、本当に。
崩壊したり、立て直したり、崩壊したり…。
浮き沈みをずっとアップダウンしてした。

その時の気持ちって…?

もう情けないのと、罪悪感。

こどもたちが人間を信用していいんだって
思う人でありたいというのが初心だったからね。

その俺が人間不信のネタになっちゃう。
真逆じゃんかって。
かえって悪影響与えてるっていう感じで
本当に罪悪感とショックと無価値感があったね。

何か救いだったものはありますか?

その崩壊の波が何回かあったんだけど、
最初の時は頑張って立て直そうっていう覚悟があった。

自己変革すればいいと思ってたからそれが望みだったかな。
きっとよくなるかもしれない。自分さえ変われば。
ていうのが救いだったかな。

で一回ぐちゃってなっちゃうと後は登っていくだけで。

どうにか最後みんなで歌を歌ったりとか。
一つになって、何かやろうぜみたいな。
それはそれで一瞬一瞬が救いだったかな。

生涯教師でいく!って決めてたから、
これを乗り越えることが
教師としての成長に繋がるかなって思ってた。

でも最後は、その自分の素朴な学校への疑問とか、
感覚とのギャップが開いたところに
サドベリーがぶっこんで来た。笑

2つの自分の揺れ


親子でハンドケア講座

退職された今、感じていることはありますか?

教育もそうだけど、ちゃんとしなきゃって言う自分と
適当でいいじゃんって言う自分がいて、
僕はいつもそれで揺れるわけ。

どっちの生き方がいいんだー?って。

世の中にはどっちもあるじゃん。両方あるじゃん。

頑張って努力して目標立てて、
がむしゃらに努力して自己犠牲で頑張るんだ!

っていうのと、

いや、好きなことやってさ、いいんだよ
自然体でいいんだよ。

ていうの。

その揺れすごくわかります。

で、発見したんだけど、
この対立ってのは孔子と老子の対比と同じだと思う。

もう何千年も前から人類はこの対比で迷ってるんだなあ
って思って。

人間であるから
ずっとこの対比があるんだっていうのに先週気づいて。

すごい楽になったんだよね。

もう迷わなくていいなーって。
や、迷ってもいいんだな。

というか両面あるんだなーっていう発見があって、

どっちかの生き方してる時は
反対から非難されるわけじゃん。

どっちにしろ一方からは対比的にみられるんだなーって。

そうだよなーって今納得している感じ。

人生のよろこび


「教育の未来を語る会」inハワイ

気づきだらけの人生ですね

本当にそうだねえ。

僕にとっての喜びはそれなんだよね。

自分に今まで見えなかった視点が見えて
それが見えることで世界がさっきまでと違って見える。
この感覚が大好きなわけ。

きっと、
ずっと僕はそれを追い求めてきた感じなんだよね。

いつも世の中いろんな出来事があるけど、
この出来事がどんな気づきのためだろうって考えると
僕はいつも良い状態でいられる。

今は何を大切にして生きていますか?

自然体っていう言葉が出てくるんだけどね。

なんだろな〜
身を任せるっていう感じっていうか、
今夢の最中にいるっていう感覚とか、

今夢の真っ只中

そんな感じかなあ。

本当に気づきだらけのインタビューでした。
本当にありがとうございました(^^)!

話しているうちに思考が整理されて楽しかったよ。
こちらこそありがとう。

後日、研究室の友達とウクレレレッスンを受けた